📍 大人の工場見学 | 革製品の裏側〜原革をミリ単位で操る『革漉き』の職人技〜
📍 大人の工場見学 | 革製品の裏側
〜原革をミリ単位で操る『革漉き』の職人技〜
🔎 革漉きとは?
鞣(なめ)したままの原革は厚みがあり、当工房で使用している牛ヌメ革で約5mm前後。
これを製品に合わせた厚みに漉くことで、ようやく革製品を作ることができます。
私たちにとって“なくてはならない工程”です。


🏭 工房の雰囲気
昔ながらの機械と工具が並ぶ工房。
空気いっぱいに革の匂いが漂っています。

🤝 息の合った二人作業
原革を用途に合わせて均一に漉いていきます。
左で革を送り、右で革を受け取る──二人の息の合った作業。
一口に「革」と言っても、固い、柔らかい部位・シボの有無・クセの強い革など、一枚一枚に個性があります。
そのため厚みや革を変えるたびに、刃を微調整しながら進める必要があります。



🐂 革の仕分け
上に出てくるのが製品に使う吟面(ツルンとした表面)の革。
下からは床革が送られてきます。
床革は当工房では試作用として活用しています。
機械音の鳴り響く工場で、職人さん達は黙々と作業をこなします。
革漉きという専門技術を担う工場は、大阪府内でも数えるほどしかありません。
日本のものづくりを支える大変貴重な存在であり、職人さんの高い技術が常に革で溢れるこの工場を支えているのだと実感しました。

🚛 工房から私たちの手元へ
ものづくりの源に触れられる、大切な時間でした。